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4日目。今日はテントを撤収せず、朝食のうどんを食べたあと、午前中、仙塩尾根を6時間の散歩に出かけます。
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体操をして出発します。この日はテントを撤収せずに5時に出発する予定でしたが、朝食の準備に手間取り、17分遅れてしまいました。反省材料です。
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小屋の裏から樹林帯を登っていきます。
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ミヤマバイケイソウの群生地を通っていきます。
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稜線に出ました。正面右側に塩見岳が見えてきます。
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この道の両脇にはクロマメノキが密集しています。まだ時期が早いので実は色づいていませんでしたが、あと2週間もすればきっと楽しめるでしょう。
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竜尾見晴にやってきて、一本立てます。名前の通り、いい見晴らしです。でも、緑の中に岩がギザギザしていて、竜の尾というよりは竜の背中のようです。
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道は新蛇抜山山頂は通りません。山頂へは別に案内が出ていますが、今回は山頂へは寄らずにそのまま進みます。
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片道、約3時間ですが、緑の中のとても歩きやすい道です。
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目的地の北荒川岳山頂に到着しました。
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正面に塩見岳がドーンと見えます。仙塩尾根がずっと続いている様子が見えて、すぐにも行けそうな感じがしますが、ここからまだ3時間はかかります。
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塩見岳をバックに集合写真を撮ります。
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振り返ると、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳は、ずっと奥の方になりました。
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さらに視線を右に移すと、間ノ岳と農鳥岳があります。北岳は間ノ岳の裏に隠れてしまって見えません。
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眺望を楽しんだら、幕場にもどってお昼にします。
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竜の背中もそのまま通過します。
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午前中のうちに小屋に戻ってきました。
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まずはお汁粉をいただきます。
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昨日の昼食で食べられなかったパスタを、この日作って食べます。食材は消費して重荷を減らしていかなければなりません。
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天気はいいし、午後の時間はたっぷりあるし、みんなで気分よく昼食を食べます。
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冷たい南アルプスの天然水で粉末ソーダを作って乾杯します。東京で粉末ソーダを飲んでもそんなにおいしく感じないでしょうが(そもそも飲まないでしょうが)、このシチュエーションで飲むと、とてもおいしいです。
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夕食は高野豆腐を使った麻婆丼です。
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この日は雷雨もやって来ないで、夕食も楽しく済ますことができました。
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今日は1日のんびりと過ごすことができましたが、朝は時間通りに出発できませんでした。明日は、農鳥岳に登って大門沢まで下りる長丁場です。明日こそ時間通りに行動できるように、気を引き締めます。
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5日目。朝2時30分に起床し、撤収して朝食を食べても出発予定時刻の4時少し前に出発することができました。
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三国平まで登ってくるころには、塩見岳がモルゲンロートに染まり出しました。
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こちらは仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳方面です。
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三国平まで予定通りの時間で登ってきています。これから、三峰岳、間ノ岳の山肌に沿った道へと入っていきます。
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等高線に沿った道なので、アップダウンは激しくありませんが、三峰岳側は岩が多い道で気を遣います。
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山肌に一筋引かれた登山道を通るパーティは、まさに蟻が歩いているようです。
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間ノ岳―農鳥岳の稜線上には水場がありませんが、この道には沢の水場があります。
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ここをぐるりと左に回ると、農鳥沢への下りが始まります。
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見上げると、農鳥小屋のケルンが見えています。
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農鳥沢に向かって降下します。向かい側の壁にペンキでつけられた登り道を見るとゾッとしますが、しかたありません。
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谷間で休憩したら、気合いを入れて登っていきます。実際に登り始めると、向かい側の斜面から見ていた印象よりはきつくはありません。わりとあっけなく登ってしまいました。
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間ノ岳からの稜線上の道が見えてきました。
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稜線上に出ました。前方奥には農鳥岳が控えています。
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左前方には雲海の中に富士山が浮かんでいます。
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農鳥小屋の前では、双眼鏡を手にしたおやじさんがお出迎え。「ここ毎日、雷注意報が出ているから、午後遅くならない前に下りなさいよ。」とのこと。いろいろと評判のあるおやじさんですが、登山者の安全を念じているのです。
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まずは西農鳥岳に向かいます。
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右側の眺めの中に、熊ノ平小屋が見えます。早朝、小屋を出てから、ずいぶん遠くまで歩いてきたことを実感します。
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正面、人が集まっているところはピークではありません。左に向かってもう少し進みます。
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西農鳥岳の山頂が見えてきました。
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西農鳥岳山頂で集合写真。農鳥岳よりこちらの方が高いのです。
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塩見岳の背後には、荒川三山も見えています。
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次は農鳥岳を目指します。
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農鳥岳山頂は進行方向に見えているので、気分が楽です。それでも、西農鳥岳からは40〜50分かかります。山のスケールは大きいです。
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農鳥岳山頂に到着しました。
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振り返ると、間ノ岳と北岳が見えます。間ノ岳はずっしりと大きく、北岳はきれいなピラミッド型です。
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農鳥岳山頂で集合写真。
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続いて校歌斉唱。
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山頂のすばらしい眺めに別れを告げ、下山にかかります。農鳥小屋のおやじさんの言うとおり、午後3時までには大門沢に下りたいところです。
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大門沢への降下点が見えてきました。
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無事に大門沢降下点に到着。黄色いやぐらには、遭難者の鎮魂の鐘がつるされています。
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はるか下に沢が流れているのが見えます。今度はそこを目指していきます。
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ここで昼食を食べてから、下りに入ります。手早く昼食の準備に入ります。
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今日の昼食はラーメンです。
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稜線上の最後の食事。でも、素早く済ませて下りに入ります。
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最初はハイマツ帯の緩やかな下りから始まります。
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樹林帯に入ると、急降下が始まります。
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2時間も下ってくると、沢の音が大きく聞こえるようになりました。道の様子も奥多摩のような、馴染みのあるものになってきました。
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途中で、「docomoの携帯つながります」の看板がありました。歩いている最中なので、確認はしていません。
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道に橋が架けられていますが、壊れてしまっています。その脇を気をつけて通ります。
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沢にも木でできた橋が架けられています。慎重に渡っていきます。
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なんとか午後3時前に大門沢小屋に着くことができました。
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幕場は、小屋を挟んで山側と谷側に分かれることになりました。山側では男子が設営します。
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女子は谷側に設営します。
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みんな頑張ったごほうびか、空には虹が出てきました。
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谷側の幕場の正面には富士山が見えます。テントの中からこんな眺めが見えるのはすばらしいです。
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この日の夕飯は混ぜご飯とみそ汁です。
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OBが差し入れで持ってきたメロン。このときになって出てきました。今日までずっと背負い続けていたわけです。これもOBの気遣いです。
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