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新宿西口高速バスターミナルから甲府に向かってスタートします。連日続く東京の蒸し暑さから、早く抜け出したいという思いです。
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なんと、この日は高速道路の事故渋滞で、予定では新宿→甲府は約2時間なのに、2時間かけても東京を抜け出せないありさま。結局、倍の4時間かかって、甲府に到着しました。
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広河原に着いたのは16時。予定では、初日に白根御池小屋まで登ってしまう予定でしたが、変更して広河原泊まりです。
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すぐにテントを設営して、食事の準備を始めます。
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白根御池小屋泊まりの計画では、到着が遅くなることを考慮して、夕食は調理の早いそうめんでした。宿泊地は変更しましたが、メニューはそのままいきます。そうめんといっても、肉や野菜が入った豪華なそうめんです。
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食後のミーティング。明日は、合宿全日の食料ほぼすべての重荷を持ったまま、北岳の肩まで登らなければなりません。当初の計画では、登りの負担を分散させるために初日に白根御池まで行こうとしたのですが、合宿前半から、いきなり試練が待ちかまえています。
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2日目、午前2時30分起床。スープとパンの朝食を済ませて、北岳に出発します。
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広河原からの登りは、木の根が出ている急な道がしばらく続きます。
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登り初めて2時間を過ぎたころ、道が左にトラバースするようになります。白根御池小屋に近づいてきたということです。
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白根御池小屋に到着しました。
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みんなで、桃のソフトクリームをいただきます。
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休憩して元気をつけて、北岳の肩を目指して出発します。空は快晴です。
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草すべりの登りに入ります。単調な登りが続きますが、所々で高山植物が疲れを癒してくれます。
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マルバダケブキが群生しているお花畑。部員たちはお花畑を楽しむ気持ちの余裕はあるでしょうか。
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草すべりを無事登り終え、小太郎尾根分岐への登りにかかります。
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だいぶ高度を上げてきました。左俣の設計が目の高さに見えてきました。
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ニホンジカから植生を守る保護柵が施された場所に出ました。小太郎尾根まで、もう一がんばりです。
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振り返ると鳳凰三山がきれいに見えてきました。地蔵岳のオベリスクもはっきり見えます。
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小太郎尾根分岐までもう少し。
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小太郎尾根分岐に到着。正面は仙丈ヶ岳。
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手前のピークが小太郎山。当初の予定では、ここでサブザックを持って小太郎山往復をするはずでした。予定変更により、小太郎山はカットして、北岳の肩に向かいます。
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小太郎尾根分岐から、あと30分ほどで北岳の肩に到着するはずです。
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でも、道は単調なばかりではなく、ちょっとしたピークを乗り越えるところもあります。
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「小屋まで2分」という標識が出てきました。本当にもう少しです。
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北岳肩の小屋に到着しました。広河原からキツイ登りが続きましたが、ほぼ予定した時間通りに到着できました。
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テントを設営して、昼食の準備をします。
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昼食はあんかけのかたやきそばです。
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幕場に到着して落ち着いて食事をします。背後にあるのは、北岳肩の小屋の立派なトイレ棟です。4年前に来たときはありませんでした。
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食事の後、のんびりとした時間を過ごします。天気がよくて、昼に幕場に到着する、山での理想的な行動です。このあと、男子部員が水場に水くみに行きました。水場は枯れていませんでしたが、水量は少なくチョロチョロと出ている程度でした。
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夕食はお茶漬け。明日の幕場に着くまで、貴重な水を大切に使います。
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夕食後のミーティング。明日のコースは、北岳、間ノ岳を通って熊の平までという、重荷を背負ってはきついコースです。心してかからなければなりません。
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3日目。日の出前、雲海の中に富士山がシルエットになって浮かび上がっています。
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午前4時53分、ご来光です。
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仙丈ヶ岳にも朝日が当たり始めました。
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甲斐駒ヶ岳と、その奥の八ヶ岳もよく見えます。
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空高く、まだ月が残っています。体操をして出発します。
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下から山頂のように見えるところは山頂ではなく、そこにたどり着くと、その奥にさらに先があって、ちょっとがっかりします。
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いよいよ本当に山頂が見えてきました。
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無事に北岳山頂に到着しました。
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山頂からは360°の眺望が楽しめます。先生の解説を聞きながら、山座同定をします。
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日本第2位の高さ、北岳山頂での校歌斉唱。
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山頂で一通り眺望を楽しんだら、間ノ岳に向かって出発します。
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しばらく下っていくと、北岳山荘が見えてきました。でも、まだ30〜40分かかりそうです。
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北岳山荘に到着して休憩します。大きな立派な山小屋です。
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振り返ると北岳がきれいなピラミッド型に見えます。
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間ノ岳目指して再びスタート。まずは正面の中白峰山まで。
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中白峰山は3000mを越えた山ですが、北岳や間ノ岳のスターに挟まれては存在感が薄いです。立派な標識が立っていますが、ここで記念写真を撮る人はあまりいません。
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中白峰山での休憩後、大きな間ノ岳目指して進みます。
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山頂は見えていますが、まだまだ先は遠いです。
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さあ、いよいよあそこまで登り詰めたら山頂か、と思いきや、
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ケルンには「間ノ岳―北岳」と彫られた板があって、山頂はまだ先だと知らされます。
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偽ピークに悩まされながらも、いよいよ山頂が常に見えるところまでやってきました。
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山頂まであと少しです。
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広い間ノ岳山頂に到着しました。
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間ノ岳山頂で集合写真。
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そして、校歌を斉唱します。
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間ノ岳から、熊ノ平に向かいます。
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両俣小屋への分岐点で休憩します。私たちは両俣へは下らず、正面の三峰岳に向かいます。
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三峰岳への登りです。距離は短いものの、岩場の道に苦労します。
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三峰岳の山頂です。岩峰で、山頂は広くありません。ここも2999mと、標高では剱岳と変わりませんが、いかんせんメインの山とはならず、休憩しないで通過します。
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下からだいぶガスが上がってきました。遅くなると雷雨が心配なので、早いうちに幕場に着きたいです。
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山肌に巻き道がずっと続いているのが見えます。あさっては、この道を通って農鳥岳に行きます。
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奥多摩とは勝手が違う、岩の道に悩まされます。
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アップダウンは激しくありませんが、たまにこうしたピークを越えていきます。
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進行方向に熊ノ平小屋が見えました。でも、まだはるか先です。
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三国平に着きました。あさっては再びここまで登ってきて、山肌をぐるりと回る道に入っていきます。
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三国平を過ぎると、熊ノ平に向かって急降下が始まります。あさって、登ってくることを考えると、ちょっと憂鬱です。
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マルバダケブキが一面群生している斜面に出ました。
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この日は予定より1時間以上遅れて熊ノ平に到着しました。
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水場には冷たい水がふんだんに流れています。顔を洗っているうちに、手が痛くなるほど冷たいです。
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ここに到着して昼食の予定だったのですが、遅れてしまったために、昼食抜きで行動食でつないできました。早めに夕食のカレーを作って食べます。
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そうこうしていると雷雨がやってきました。テントを設営し、食事をしたあとでよかったです。夏山の午後は、いつ雷雨が来てもおかしくありません。できるだけ早く幕場に着くことが大切です。
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