山で抹茶を飲む理由

抹茶を飲む

 このところ、山行の度に山で抹茶を飲んでいます。それは、抹茶に多く含まれているビタミン類が、疲労回復に効果的だと考えるからです。お茶と一緒に摂る甘いものもエネルギー源となります。それに、なんといってもゴミが出ないことが最大の利点です。緑茶でも紅茶でもお茶がらやティーバッグのゴミが出ます。水分を含んだゴミは、重量にはね返ってきますからゴミが出ないということは大事なことです。作法については本格的な茶道の先生からはしかられてしまうでしょうが、あまり気にせず気楽にやりましょう。要は「もてなしの心」です。ともに汗をかいて疲れて山頂までたどり着いた仲間に、一服のお茶とお菓子でホッとしてもらうような気でやればいいのです。仲間が交代でお互いにお茶を点ててあげましょう。お茶菓子として用意するものは、山に登る前に地元の土産物屋をのぞいてみると、たいてい名物の甘いものがあるはずです。「今日はこいつでお茶を飲もう。」そんなことを考えるのも、楽しみのひとつです。

 と、こんなことを言っていたら、最近では山で一服できるように、大手アウトドアメーカーから「山でのお茶セット」が販売されたというニュースが新聞に出ていました。どうも山でのお茶会をやる人が多くなってきたようです。ということは、私たちはその先をいっていたのだとすると……密かにスゴイ!と思ってしまいました。
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