小松川橋から望む富士山

 東京、江戸川区の小松川橋の上から、空気の澄んでいる冬の朝は富士山が見えます。箱根の明神ヶ岳でその雄姿を見ることができなかったので、せめて遠く離れた東京で見たその姿を紹介します。人間の目には、その対象だけに注目できるような機能があって、実際はもっとはっきり富士山を見ているような気がします。見ている景色は、カメラのズームレンズで対象を切り取った構図ともちょっと違うようです。見た目と写真はイメージが違って、不思議な感じがします。こんな小さな富士山でも、姿が見えるとうれしくなってしまいます。身近にビルの山しか眺められない都心に住む人間は寂しいものです。

富士山遠景 富士山のアップ
 中央に真っ白く雪に覆われた富士山が見える。実際の見た目には、もう少し大きく映っているような感じを受ける。  富士山の部分を拡大してみた。手前にほかの山も見える。マンションなどのビルの山の谷間に見える富士。その対照的な姿は、「だから良し」とするか、あるいは都会に富士は似合わず「場違い」とするか……。

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