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歩荷の恒例の光景、計量。男子は25s前後、女子は15〜17sに設定します。
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計量が終了したら、お祭バス停の広いスペースで体操をして出発します。
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後山林道に入ります。以後、緩やかな登り(といっても、ほとんど平ら)の林道を、約3時間歩いていきます。
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林道といっても、ほとんど車は通りません。この日通っていった車はわずかに3台。そのうち1台は今夜泊まる三条の湯の車でした。
林道に入ると緑がとてもきれいです。
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林道をしばらく進むと、一般車両は通行止めになります。登山者はゲートの横を通って先に進みます。
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途中、林道の真ん中に一本の縄が落ちているように見え、近づいていくとそれは一匹のヤマカガシでした。まったく動かないので死んでいるのかと思いきや、いきなり動き出して脇の茂みに消えていきました。
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林道は後山川に沿って進んでいきます。後山川は美しい渓谷を作っています。この川は奥多摩湖に注ぎ込み、都民の水源となります。
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林道も半ばを過ぎた頃、三条の湯に向かって林道の右斜面に、きれいな建物がありました。林業関係の施設でしょうか。2年前に来たときは気が付きませんでしたからその後造られたのでしょうか。
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林道の途中で昼食をとり、終点を目指します。ときどき日射しが出てきますが強いものではないので、それほど暑くはならず、わりと歩きやすい天気です。
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沿道にホタルブクロの花が咲いていました。
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重荷を背負って約3時間で林道の終点に到着しました。
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林道終点には「東京都水源林」の碑が建っています。
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山の斜面に沿ってつけられた道を三条の湯に向けて進みます。何度かジグザグとした登りがありますが、たいしたことはありません。
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道の横の岩に、本日2匹目のヘビ発見。シマヘビの子どもでしょうか。でも、部員たちは前に進むのに懸命で、まったく気がつきませんでした。気がついていたら、きっと大騒ぎになったでしょう。
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斜面の上に三条の湯の小屋が見えてきました。キャンプ場はこの下の川沿いです。
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キャンプ場に到着しました。この小屋は川の流れを利用した水力発電によって電気をまかなっています。
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テントを設営して夕食の準備に取りかかります。
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本日の夕食はビーフシチューです。ごはんもうまく炊けました。
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ビーフシチューをご飯の上にかけて、ハヤシライスのようにしていただきます。
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明日は登り道での歩荷訓練が待っています。しっかり夕食を食べてエネルギーを蓄えます。 |
夕食後、うっすらと霧が出てきました。
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この日、三条の湯は男女別で入浴時間が決められていました。入浴を終えて、ミーティングをします。本日の反省と明日の行動の打ち合わせをします。
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翌日、暗いうちにボイルしたウィンナー、ジャガイモと、パン、スープの朝食を食べ、テントを撤収、出発前に再び計量します。
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小屋の前で体操をして出発します。
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昨日と違って、じきに登りの山道が始まります。斜度はそれほどありませんが、重荷を背負っての1ピッチ目なので、体が慣れるまでゆっくりと進みます。
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しばらくするとあたりにもやがかかってきました。
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空はこんな感じです。雨がポツポツと落ちてきましたが、樹林帯にいるので、まだそれほどからだが濡れるほどではありません。こんなとき、雨具をつけるのかつけないのか、判断が微妙です。
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道はよく整備されています。
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道の両脇に笹が出てくると、まもなく三条ダルミです。
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三条ダルミに到着しました。空は晴れて日射しが出てきました。
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三条ダルミから雲取山山頂までは、いよいよジグザグとした登りが始まります。
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約50分ほど登り続けると、樹林帯を抜けて雲取山の山頂に飛び出します。
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空の真上は青空になりましたが、ちょうど山の景色が眺められる高さには雲がかかっています。
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三条の湯からだと、雲取山の三角点はこの避難小屋の向こう側です。
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山頂から、石尾根縦走路方面を眺めます。下山はこちらに向かいます。
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雲取山山頂で記念撮影。雲がとれれば、この背後には富士山が見えるはずです。
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山頂での校歌斉唱です。
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下山を開始します。あっという間にガスが出てきました。
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石尾根は防火帯となっているので、幅が広く、とても歩きやすい気持ちのいい道です。
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行く先にヘリポートが見えてきました。ヘリポートのやや手前が奥多摩小屋です。
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奥多摩小屋のテーブルで昼食です。水場に下りて冷たい水をくんできて、そうめんを作ります。今回用意してきためんつゆはストレートつゆだったのですぐになくなってしまって失敗。夏合宿の準備では気をつけなければなりません。つゆが足りないぶん、大量に用意してあったスープを濃いめに溶いて食べましたが、これが意外とおいしかったです。
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奥多摩小屋を後に、鴨沢のバス停に向かいます。帰りのバスは1時間に1本しかないので、なんとしても予定通りの時間で下山したいです。
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七ツ石山の肩で、石尾根縦走路を分けて鴨沢への下山路を進みます。
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山の斜面に沿って、緩やかに道が続いているので歩きやすいです。
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要所にはしっかりとした橋が架かっていて、道はよく整備されています。
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進行方向も左側が谷になって、景色に変化のない道がしばらく続きます。
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途中に水場があり、そのあたりから針葉樹林帯に入ります。間引いたと思われる樹木はそのまま放置されています。
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間引きされた木々には青々とコケが生えていますから、そのまま放置されている年月が察せられます。間伐材を利用するにも、ここから運び出さなければならず、その手間やコストがかかってしまうからなのでしょうか。
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間引かれていない樹木はまっすぐに空に向かって伸びています。近年、材木は輸入材に押され気味ですが、これらの木々はやがて材木として利用されるのでしょうか。
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山道から一端舗装された林道に出ます。
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駐車場の横から、鴨沢への近道に入っていきます。
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眼下に奥多摩湖が見えてきました。鴨沢バス停は、あの湖畔です。
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全員無事に鴨沢バス停に到着しました。バスの時間にも間に合いました。
今回の山行をいろいろと反省して、いよいよ次回は北アルプスの夏合宿です。
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