2010年度 秋合宿山行 大菩薩峠・大菩薩嶺 (10月9日〜10日) 

10月9日
7:30新宿駅集合 出発7:52(特別快速高尾)→ 9:55塩山10:16 → 10:39大菩薩峠登山口

→ 11:40千石茶屋(昼食)12:10 → 13:50上日川峠14:10 → 15:00福ちゃん荘

設営  16:00夕食準備  17:30夕食  18:30ミーティング  19:00就寝

10月10日
3:00起床 4:00朝食 撤収 出発4:50 → 5:40大菩薩峠6:40 → 7:40大菩薩嶺8:20 →

9:20丸川峠(昼食)11:30 → 13:20大菩薩峠登山口 → 14:00交流保養センター16:44 →

17:10塩山17:51 → 20:05新宿

 毎年、5月に一泊山行をやっていましたが、土曜授業や中間考査などがからんでスケジュールが組みにくくなったため、今年から秋に一泊山行をすることにしました。目的は夏合宿で習得した幕営技術を確認することです。体育の日前後は、一年中で最も晴天率が高いため、天候にも恵まれた山行が期待できるはずだったのですが、天気予報では、なんとこの山行期間をねらい打ちするように、雨が降るようです。天気図を見ても、まさにこの期間、低気圧が本州を通過していくようです。2日目の午後からは晴れそうですが、雨に遭うことを覚悟していかなければなりません。ただ、登山のようなアウトドアの活動は、雨が降ってもやるべきことはやらねばならず、雨の中を行動するということも積極的に経験しておく必要があります。でも、そう都合よく雨が降ってくれるわけでもないので、今回は貴重な機会と前向きにとらえて出発することにしました。

携帯電話接続情報
福ちゃん荘(雨) 大菩薩峠(曇) 大菩薩嶺(晴) 丸川峠(晴)
docomo
au × × × ×
softbank × × × ×
△…一度はつながったが、すぐに切れてしまった。

天候や周囲の樹林の有無などにより、状況は変化しますので、あくまでも参考データです。
 
 バス停から歩き始め、林道を分けて進むと、いきなり大きな石が道の真ん中にありました。山側の斜面を見上げると、木がなぎ倒されて、この石が落ちてきた痕跡がありました。本当に落石には注意しなければいけません。
 福ちゃん荘までは、それほど雨に濡れずにすみましたが、テントを設営して食事の準備を始めると、雨が降り出しました。今回は雨に降られるのを覚悟して、ブルーシートを用意してきたので、林の中にタープとして張って、この下で食事の支度をします。風も出てきて寒いです。
 この日の夕食はすき焼き鍋。肉がごっそり入っているので、どこをすくっても肉しか入ってこないという状態です。
 雨が止まないので、テントの中に鍋を持ち込んで食事をすることにします。テントの中は暖かく、鍋を食べると体も温まり生き返ります。
 夜、テントに当たる雨音が、たまに弱まったりしましたが、結局雨は朝まで降り続きました。再びタープの下で、煮込みうどんを作って朝食を食べます。
 晴れていれば、この日の日の出は5時57分だったので、その時刻に大菩薩峠に到着できるよう出発する予定でしたが、あいにくの雨なので、ゆっくりと出発の準備をしました。それがよかったのか、準備体操をする頃には晴れ間が出てきました。
 雨は上がりましたが、日は隠れてしまいました。天気予報ではこの日は午後から晴れ。しばらくは、またいつ雨が降り出してもいいような覚悟で歩き出します。
 標高はまだ1700mを超えた辺り。黄色く色づいた木がありました。この辺りの紅葉の時期は、もう少し後のようです。
 大菩薩峠に到着。雨は上がっていますが、ガスが出ていて景色は何も見えません。
 大菩薩嶺を目指して歩きます。晴れていれば、ここはとても気持ちのいい稜線なのですが……。
 「賽の河原」に下りて、避難小屋のわきを通過します。
 雷岩です。ここだけ見ると、大菩薩はとてもハードな山に見えます。
 標高2000m地点に到着。私たちがここに到着するのを待っていたかのように、いきなり青空になりました。雨の心配はないと判断し、皆雨具を脱いで、しばし休憩。眺望を楽しみます。
 方角によっては、まだ上空に雲がかかっていますが、下は塩山の町並み、奥の遠方には南アルプスが見えます。
 富士山も顔を出しました。富士山の手前は大菩薩湖です。
 標高2000mを超えると、ナナカマドも赤く色づいています。
 大菩薩嶺に到着。この山頂は林の真ん中で、周囲の景色は見えません。
 いつもどおり、山頂で校歌を斉唱します。
 丸川峠に向けて、下山開始です。
 丸川峠に到着。丸川荘の奥の広場で昼食です。
 この日の昼食はスパゲティです。お湯を沸かしてパスタをゆでます。
 お好みのソースでいただきます。これはツナクリームソース。
 おかわりのもう一杯は、和風きのこソース。
 広い場所なのに、なぜか山岳部員は立ったまま食事するのです。
 丸川峠を後にして、昨日通過した上日川峠の分岐まで下りていきます。
 途中の木にたくさん生えていたきのこ。雨上がりなので、一斉に出てきた感じです。帰ってきて調べたら、ヌメリツバタケのようです。食べられるきのこでした。
 みそぎ沢の出会いまで下りてきて一本取ります。
 こちらも、沢に向けて横倒しになった木に、たくさん出ていました。これは、「もしや?」と思ったのですが、その場では自信がなく、帰って調べたら、やはり「ヌメリスギタケ」でした。こちらも優秀な食菌です。残念!
 林を過ぎると、日差しが出ていて暑いくらいです。交流保養センター(大菩薩の湯)に向かいます。
 大菩薩の湯に到着。空はすっかり青空です。
 露天風呂でリラックス。昨日の夜は雨にたたられましたが、山歩き本番のこの日は晴れて、景色もまあまあ楽しめ、とりあえず満足な山行でありました。

 

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