2008年度 12月山行 奥多摩棒ノ折山(棒ノ嶺)(12月20日) 
新宿7:44(JR) → 9:01御嶽9:18(JR) → 9:22川井9:28(バス) → 9:40清東橋9:50(2ピッチ)→

 11:18棒ノ折山(969m)・昼食13:00 → 13:10ゴンジリ峠 → 13:20岩茸石 →13:40白孔雀の滝(1ピッチ) →

14:40さわらびの湯(入湯)16:03(国際興業バス)→ 16:55飯能17:09(西武線)→ 18:00池袋18:10 →

(JR秋葉原経由)18:39錦糸町
 例年は慌ただしくて山行をする日程が組めない12月なのですが、今年は終業式が19日という日程だったので、翌日山に行くことにしました。今年1年の登り納めであり、このあとにはスキー教室も控えているので、のんびりと行ける山で鍋でも食べようということになりました。
 棒ノ折山は東京都と埼玉県の県境にあります。山頂にある東京都側の案内には「棒ノ折山」とあり、埼玉県側のものには「棒ノ嶺」とあります。「山と渓谷社」発行の「東京周辺の山」というガイドブックの解説によれば、この山の名前は、秩父庄司畠山重忠の伝説で、彼が石の杖をついてこの山を越えようとしたとき、その杖が折れてしまったということに由来するとあります。そこで、このサイトでも「棒ノ折山」の名称を用いることにします。
 
 JR川井駅からのバスは本数がありませんが、土曜日に新宿発7:44ホリデー快速利用で川井についた場合、清東橋行きのバスがうまく接続します。このバスに乗らないと、1時間半程度、車道を歩くことになります。
 うまくバスに乗れたので、清東橋バス停前でトイレを済ませ、準備体操です。
 しばらく舗装道を歩いていくつかのキャンプ場を通り越し、「奥茶屋キャンプ場」の脇を沢に下りていきます。
  
 沢を橋で渡って登山道に入ります。
 登山道に入ると、左手にわさび畑が現れます。
 20分ほどで「棒ノ折山」を示す指導標が現れます。
 この指導標のあとは、本格的な登りが始まります。
 道はよく整備されていますが、かなりの急登です。
 途中、ちょっとした鞍部で一本取ったあとしばらく行くと、あと0.2キロの指導標が現れます。
 最後のひと登り。空が近くなってきました。
 樹林帯が終わり茅戸になったらもうすぐ頂上です。
 棒ノ折山の頂上はとても広々としています。
 開けた正面には北方面の山々が望めます。
 遠くに白く雪をかぶって見える日光白根山。
 反対側はこの通り。南側の山の眺望はありません。逆光になってしまいましたが、東屋も建っています。
 早速鍋を食します。今日の鍋は塩ちゃんこ鍋。あらかじめ野菜をカットしておくなどの下ごしらえをしてきたので、すぐに食べ始めることができました。
 器に取るとこんな感じ。部員のN君が差し入れてくれた肉厚のシイタケが美味しかったです。食べやすいように用意した串付きのバラ肉もヒット!
 ある程度鍋の具を食べたらうどんを投入します。
 こんどは煮込みうどんです。おかげで満腹になりました。この日は天気もよく、気候も穏やかなので、のんびりと昼寝をしたい気分です。
 東京側「棒ノ折山」表示の看板をバックにすると逆光だったので、埼玉県側の「棒ノ嶺」をバックに記念撮影。
 東京都側の「棒ノ折山」と表示がある看板前で山頂校歌の斉唱。
 山頂付近の林の下には山栗が落ちていました。
 午後1時、下山を開始します。
 すぐに丸太で足場を固めた階段が現れます。ところが、土の部分がえぐれて段差がかなりあるので歩きにくいです。丸太の上を一歩一歩行くのが楽ですが、濡れていると滑るので注意が必要です。
 下山して10分ほどでゴンジリ峠に出ます。今日はここから名栗方面に下ります。

 ゴンジリ峠からは名栗湖が見えます。どこかの寺の鐘も聞こえてきます。寺の鐘だけでなく、林道を走るバイクの音まで聞こえてくるのは、やや興ざめです。
 ゴンジリ峠から10分ほどで「岩茸石」に到着します。ゴンジリ峠からは高水三山の「岩茸石山」に向かうコースがありますから、指導標は正確に見ないとちょっと紛らわしいです。
 岩茸石からは有間ダムに下りる「関東ふれあいの道」のルートをたどります。道はしっかり整備されています。
 途中で一度林道を横切ります。
 林道を渡って、「白谷沢登山口」方面へと向かいます。
 しばらくは右手に沢を見てせせらぎを聞きながら歩くのどかな道です。
 そのうち「白孔雀の滝」が現れます。ここの通過は鎖の手すりがついた岩場を下ります。滑りやすかったりするので、慎重に下りていきます。
 鎖場は通過しました。さらに足場を選んで丁寧に下りていきます。
 下りきったところで一本取ります。この道は夏場なら涼しいでしょう。
 休憩後も何度か沢を渡りながら進みます。難しいところはもうありません。
 正面にダム湖が見えてきて登山道はおしまいです。
 登山道入り口のところに泉が湧き出ていました。ここから登り始めるときは給水するといいでしょう。
 ダム湖の縁の道路を通って温泉に向かいます。
 ダム湖の入り口から棒ノ嶺方面を眺めます。落ち着いたいい景色です。
 さわらびの湯に到着しました。ここで1時間半入湯です。
 恒例の入湯の図。ここは奥多摩の温泉場よりも空いていました。

 

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