2007年度 7月山行 奥多摩鷹ノ巣山〜六ツ石山(7月28日) 
新宿6:44(JR) → 7:10立川7:15 → 7:50青梅7:52 → 8:28奥多摩8:35 (西東京バス) → 9:00東日原9:10(4ピッチ)

→ 13:03鷹ノ巣山(1736.6m)・昼食13:54(2ピッチ) → 15:20六ツ石山(1478.9m)15:30(2ピッチ) →17:10水根17:15(西東京バス)

→ 17:35奥多摩17:40 → 19:37御茶ノ水19:40 → 19:48錦糸町
 今年はとうとう夏までに1年生部員の入部がありませんでした。適切な人数でパーティが組めないため、やむなく歩荷と夏合宿山行は中止としました。夏合宿は南アルプスを予定したのですが、残念です。何もしないのはつまらないので、奥多摩の山に日帰りで行くことにしました。合宿に行けなかった分、少しでも縦走の雰囲気を味わおうと鷹ノ巣山から六ツ石山へ石尾根を歩くことにしました。
 なお、志望校探しでこのページに行き着いた中学生のみなさん、是非両国高校に入学し、そしてこの山岳部に入ってください。
 土・日はバスの終点が「東日原」なので、次の「中日原」バス停まで約5分ほど歩く。バス停前には水場があるので、ここで給水する。
  給水所から顔を進行方向に向けると、放物線のように丸くとがった稲村岩が見える。空は快晴。この周りを右からぐるりと巻いて登っていく。
 給水所を過ぎてまもなく左手に鷹ノ巣山への指導標があり、それに従っていくと、いったん沢の近くまで下ることになる。
 吊り橋を渡って日原川を越える。東京都の中とは思えない景色。
 緑の中の道をのんびりと進んでいく。
 沢沿いの道を右岸から左岸に、またすぐに右岸に徒渉する。この徒渉を示す指導標は木に取り付けられた白い小さな板にマジックで書かれた貧弱なものなので、見落とさないように注意する。
 再度、左に徒渉し、わさび田跡を見下ろして登り道に入っていく。
 
 稲村岩への分岐を右へ分けて進むと、木立の中の緩やかな登りになる。いい気持ちになって歩いていると、所々でジグザグの急な登が現れる。
 登り初めて約3時間ほどで何となく落ち着いた場所に出る。登山客何人かも休んでいる。通称「ヒルメシグイのタワ」。ここを通過するとわずかに穏やかな道になる。木々の間から明るい空がのぞき、稜線の近いことがわかる。
 ジグザグの急坂を登ると、あっけなく視界が開けて鷹ノ巣山の山頂に出る。
 
 暑いのでラーメンはやめて、フランスパンと魚肉ソーセージ、チーズ、粉末ソーダの昼食。
 山頂での記念撮影。この標識の後ろに日原方面への道がある。
 そうこうしていたら、いやな色をした雲が空を覆い始めた。夕立に遭うことを覚悟して早々に下山する。
 六ツ石山までは石尾根を通る。防火帯のために広々とした気持ちのいい尾根道だ。
 たいしたアップダウンもなく、順調に歩を進めていく。30分も過ぎたところで、城山を通過する。「城山」の表示版は地面に寝かさせていて、気づかなければそのまま通り過ぎてしまう。
 なだらかだった道が急な下りの兆候を見せ始めると、六ツ石山への分岐は近い。
 
 石尾根・奥多摩方面と六ツ石山の分岐を右の六ツ石山へとる。他の登山者は石尾根をそのまま進んでいった。
 分岐からひと登り、3分もすれば山頂に出る。
 
 他の登山者は石尾根を通っていってしまい、六石山にはしばらく人がいなかったのか、我々がたどり着いたら山頂には大きな鹿が一頭いた。さすがに我々の姿を見たら一目散に山を下りてしまい、写真にも収められなかった。
 あとは水根の集落に向かって、ひたすら下る。この下りはかなりきつい。登り道としては勧められない。とうとう雨も降り出したが、針葉樹林なので、林が雨を防いではくれない。道は雨水が流れて滑るので、道の脇の枯れ葉が堆積している場所を注意して通る。林の中はもやが立ち込め、幻想的な雰囲気。
 雨のため、やや時間がかかってしまったが、下山から1時間20分で水根神社に到着。ここから集落まではもう少しある。
 水根の集落の舗装道路に出たときは、すっかり雨も上がり、まだ幾分高い西日が明るく道に差し込んでいた。つづら折りの道を下っていくと、まもなく水根のバス停である。

 

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