武蔵五日市発の臨時バスに乗ったおかげで、運行ダイヤに関係なくピュンピュン飛ばしてくれて、1時間かからずに都民の森に到着。濡れるほどではないが、霧雨が降っていて、周囲の景色はぼんやりとしている。
 人数が少なくても、出発前にはちゃんと準備体操をする。
 バスが速かったので、予定より30分早く出発。
  
 登りは森林館下を通るトンネルを抜けて、鞘口峠方面へ向かう。
 トンネルを抜けて三頭大滝への分岐を右に見て、鞘口峠方面に進む。ここまで歩いてきたアンツーカーの道が意外と斜度がありきつい。もしかしたら都民の森の三頭山登山道より、きついかもしれない。
 出発して20分で鞘口峠に到着。すでに多くのハイカーが休憩しており、皆雨具を身につけようとしている。ここは黙って通過。もちろんこの程度の霧雨では雨具の必要もない。
 鞘口峠から先は「ブナの道」を通っていく。階段状にきちんと道が整備されていて不安はない。
 途中、歩行開始45分で1本取り、予定通り2ピッチで、まずは東峰の山頂に到着する。三角点の上に立っておどけてみせる。
 東峰から約5分で最高峰の西峰に着く。こちらの山頂は広く、多くの人が昼食をとっていた。ここでも三角点に立ってポーズ。
 頂上での記念撮影。そばにいたオバサマが高校名を見て、「あら、両国高校だって。歴史のある学校なのよねぇ。」と言っていた。伝統校だと、どこに行っても両国高校のことを知っている人がいるものだ。
 人数が少なくても、やはりお決まりの山頂校歌は欠かせない。堂々と歌う。そばで聞いていたオバサマに下山道で会った時、「とってもきれいな声だったわ」と褒められた。
 山頂から10分下った所に立派な避難小屋がある。ここにて昼食。5月の新歓山行で余ったラーメンを処分する。今回は乾燥具材をたくさん持っていったので、具だくさんの豪華なラーメンになった。
 予定より早く事が進んでいるので、1本早いバスに乗って温泉でゆっくりしようと企んだ。そこで、早速下山。昼食はラーメンだから片づけも早い。それでも昼食タイムは1時間以上あった。
 下山は沢沿いの道で三頭大滝を経由するコースをとった。45分でヒノキチップが敷かれた道に出た。ふわふわして足に心地よい。
 約1時間1ピッチで駐車場まで下山。残念ながら目指した1本早いバスは10分の差で出てしまった。次のバスは1時間10分後。温泉までは歩いて50分1ピッチ。バスより早く着く。今日の山行ではたいした歩きもしていないので、行動食の水ようかんでエネルギーを補給した後、温泉まで歩くことを決心したのだったが……。
 駐車場にいたハイカーの人から話しかけられた。「あなたがた、バス待ってんの?」「あっ、いや…。」「車?」「いや、歩きで…。」「下の温泉(檜原温泉センター)に行くのなら迎えにくるので、連絡してくれるって言うんだけど。タダで。」
 その言葉に迷わずOKした。結局、温泉に行く予定があるけど、直前のバスにわずかに間に合わなかった人が我々を含めて9名、そのサービスを受けて温泉に直行することができた。奥多摩では最近温泉施設があちこち充実してきているので、こうしたサービスは顧客獲得競争の企業努力なのかもしれない。ともあれ、今回も予定より時間を節約することができたので、2月の山行同様、またまたお気に入りの檜原温泉センターで、体がふやけるほど入湯を楽しんだのであった。
 新歓企画の第2弾として計画した奥多摩三頭山山行。山行といっても、新人の参加を想定したので、都民の森エリア内のハイキングといった方がいいかもしれません。最初、1年生が数人興味を示してくれましたが、結局直前になって不参加となり、3年引退後、2年生のみ(そのうち一人は不参加)という、ちょっと寂しい山行になりました。
 週の初めの週間予報では好天だったのに、直前で雨の予報に変わりました。当日は、朝のうちは霧雨が降っていましたが、まもなくそれもあがりました。雨具を使うことはありませんでしたが、結局晴天になることはなく、新入生が参加していたら、ガッカリした山行だったかもしれません。
新宿7:44(JR) → 8:49武蔵五日市9:00(西東京バス) → 10:34都民の森10:40(2ピッチ) → 12:20三頭山(1528m)12:30 → 12:40避難小屋13:40(2ピッチ) → 15:10都民の森15:25 → 15:44檜原温泉センター16:55(西東京バス) → 17:53武蔵五日市18:11(JR 拝島・立川乗り継ぎ) → 19:25御茶ノ水19:30 → 19:38錦糸町

 

2006年度 6月山行 奥多摩三頭山(6月3日)
































































































































 

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