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毎度おなじみ歩荷の計量風景。予定では20kg程度だったが、25kg超になってしまった。でも、まぁいいか。今日は合宿前の訓練だから、自分との戦い。ダメなら途中で軽くすれば(余分な水を捨てれば)いい。
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バス停横のスペースで準備体操をする。
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雲峰寺を左に見てしばらくは林道を歩く。最初だから、何となくいつもの山行の様子で歩き出すが、今日はあえてぐっとペースを落とす。
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歩き始めて約25分で丸川峠への分岐点を通過。帰りはこの分岐点に下りてくる。
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約40分で最初の休憩、および昼食場所の千石茶屋に到着。ここまで45分のペースを予定していたが、それより少し早かった。
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昼食を終えて、いよいよ本格的に登山道に入る。
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梅雨の最中なので、雨は降っていないが、湿度が高くてなんとなく「もわーん」としている。樹林帯の中なので、いっそう湿気が充満しているのだろう。
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そんなわけで、歩きながらミスとサウナに入っているような感じで汗が大量に出てくる。休憩時にU先生の帽子にチョウがとまって、さかんに水分を吸っていた。ミネラル分が溶け出した人の汗は、普通の水より美味いということなのだろうか。
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再び樹林帯を歩き出す。上の方に林道が見えてきて、「まもなく上日川峠だ」と思ってから約15分くらい、これが非常に長い。おまけに、とうとう雨が降り出した。樹林帯の中だから、まだ多少我慢できるが休憩が待ち遠しい。みんなロッジ長兵衛のかき氷を楽しみに、最後の一息を頑張る。
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ちょうど樹林帯を抜けて林道に出るあたりで、雨が強くなってきた。ロッジ長兵衛までのわずか20mくらいの間に、すっかり濡れてしまった。まずは、屋根の下に荷物を入れて休憩。
千石茶屋を出てから約2時間。
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雨宿りを兼ねて、ロッジ長兵衛で念願のかき氷を食す。ここまで汗をかいてきただけに最高に美味い。1年生O君は、今までに食べたかき氷の中で一番美味いといっていた。単なるかき氷や水が最高に美味いと感じるのが、山での体験。
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かき氷を食べ終えたら、すっかり雨は上がっていた。テン場の福ちゃん荘までは、あと1ピッチ。林道を右に見て、遊歩道の方を行くが、雨のためずいぶんぬかるんでいた。
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福ちゃん荘に到着してテント設営後、食事の支度にかかる。雨が降ってきてもいいように、歩荷のため余分に持ってきたテントのフライシートで木の間にタープを張る。
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歩荷の昼食は飯炊き訓練を兼ねて、カレーと決まっている。ご飯を多めに炊いて、明日の朝食分のおにぎりも今夜中に作っておこうという計画。ご飯はちょっと焦げたが、固さもいい具合に炊けた。
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翌朝、テントを撤収している最中に雨が降ってきた。夜中2時頃は月が出ていたのだが、どうも今度は簡単にやみそうもない。とうとう雨具をつけて体操をし、出発をする。思えば、3年前の歩荷もこの大菩薩で、雨具をつけた。雨具未使用の山行記録は3年でストップ。でも、梅雨シーズン中の山行なのだから、仕方がない。
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福ちゃん荘を出発して、約55分で大菩薩峠に到着。予定より5分オーバーしたが、雨の中の歩荷としては合格。3年ぶりに来たら、立派な休憩小屋が建っていた。そういえば、随所にあった指導標も新しくなっていた気がする。
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大菩薩峠での記念撮影。晴れていれば、背景にもっといい景色が写っているはずなのに。
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親不知の頭に向かう所で、左側が一瞬わずかに視界が開けた。といってもこの程度だが、思わず歓声が上がって見とれてしまう。
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賽の河原へと下っていく。
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大菩薩嶺に到着。我々が到着した時に、3名のパーティがいたが、それ以外は誰にも会わない。有名な大菩薩でもこんな天気なら当然か。小降りになってきた雨の中でも山頂校歌の斉唱。小さなハエのような虫が顔の周囲に群がってきて閉口した。
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歩荷もいよいよ下るだけになった。これから丸川峠に向かう。そこで、昼食の予定だったのだが、小雨がまだ降り続いており、丸川峠では雨を遮る場所がないので、もう少し辛抱して先に進むことにした。その間、行動食でつなぐ。
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結局ほとんど下り終えてしまった。そして、ここまで来たら雨もやんだ。早速ラーメンを作って食す。人数分プラスαあったのが、あっという間になくなった。
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遅くなったが、昼食でエネルギーを補給した後、あと1ピッチ、いよいよ温泉に向けて出発する。
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登山口バス停周辺にも日帰り温泉の宿があるが、もうちょっと歩いた所に立派な保養センターがある。人々にここを利用してもらうため、塩山からのバス料金が市から補助されて、わずか100円なのだと聞いたことがある。だから、やはりここを利用するのだ。帰りのバスの関係で、今回も1時間半は温泉につかることができる。雨の歩荷という悪条件の山行のあと、至福のひとときだ。
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