予定より約1時間遅れて11時過ぎに上養沢に到着。こんな時間だとここで降りるパーティは我々だけ。もっとも、日の出山へは御嶽からのコースが人気があるようだが。
時間が遅くなっても体操はきちんと行う。中間テスト直後のせいか、現役部員2人は体調が悪く不参加。少人数での山行である。
朝の天気予報では午前中曇り、午後から晴れというものだったが、空は厚い雲に覆われていて、今にも雨が落ちてきそう。
民家の柿の実がきれいに色づいている。美味しそうだなと横目に見ながら通過。でも、収穫されていないのは渋柿なのだろう。
林道を歩き始めて約20分で日の出山登山口に到着。経由していく養沢鍾乳洞は2000年12月で閉洞したとの表示がある。当初は鍾乳洞を見学していく予定だったから、ここで30分取り返すことになる。
林道から登山道に入って、まずは養沢鍾乳洞へと向かう。
分岐から約17分で養沢鍾乳洞に到着。閉洞してもちろん閉まっているが、建物だけは残っている。ここで1本目の休憩。
鍾乳洞が閉洞されてこの道を訪れるハイカーも減ったと思うのだが、道はよく整備されている。
養沢鍾乳洞より約30分で「日の出山まで0.7q」の指導標に出る。
丸太によって整備された階段状の道が続いていく。ただ、一段一段が高く、土の面がえぐれていてもも上げを強いられるので、かえって歩きにくかったりする。
「あと0.7q」の指導標から約10分で「あと0.2q」となる。
霧が出てきてその中に吸い込まれていく。「あと0.2q」のはずが、これがなかなかしぶとい。
最後の階段を上り詰めて、ようやく山頂に到着。
本日のメニューは季節柄から山形名物「芋煮」。作り方はこちら。
芋煮の後は残り汁を利用したカレーうどん。一つの鍋で二度美味しい。
大鍋はいつも二つ持っていくのだが、そのうちの一つがなんと中央に穴があいてしまった。鍋底のへこみも痛々しいが、ここまで酷使されていつも我々の腹を満たしてくれた。感謝!
黙々と昼食中のパーティ。山頂には御嶽山方面からの登山客がかなりいたが、時間が2時を過ぎるとほとんどいなくなってしまった。我々も2時30分に出発できれば、最初のスケジュールに軌道修正ができるのだが…。
あたりは次第に紅葉が始まっている。もうしばらくすれば、山一体が色鮮やかになるだろう。
右にあるのが3等三角点。
山頂での記念撮影。902.0mの小数点をあえて指で隠しているが、周囲の景色はとても9000m級のものとはいえない。
午後3時下山開始で約30分遅れの状態はそのまま。随所にある「つるつる温泉」の看板に引かれて進む。
午後は時折日が差したが、相変わらず曇りのまま。幸いなことに雨は降らなかった。緩やかな下りの道が続き、危険な箇所はない。
下山して45分で林道に出る。大きな通りに突き当たって左に行けばまもなく「つるつる温泉」。あと10分ほどだ。依然として予定より30分遅れは解消していないが、温泉での滞在時間を当初の1時間半から1時間に切り上げれば予定通りの時間で帰れる。入浴時間は1時間もあれば十分だ。
「つるつる温泉」まであと200mというところで、名物の機関車バスが通りかかり、我々が温泉に向かうと察して拾ってくれた。わずか200mといえどもありがたかった。この近辺には他に温泉施設がなく、みな看板や指導標に引かれてやってくるのか、大変混んでいた。ただし、更衣室のロッカーの数しか入れないように制限されているので、浴槽がぎゅうぎゅう詰めになることはない。線質のせいか、湯に入ると本当に肌がつるつるする感触だった。
山岳部メニュー 芋煮&カレーうどんの作り方
材料(8人分)
里芋(中20〜25個)・にんじん(2本)・しめじ(2パック)・まいたけ(2パック)・長ネギ(3〜5本)・牛バラ肉(または豚バラ肉800グラム)・油揚げ(3枚)・板こんにゃく(2枚)・だしの素・しょう油・サラダ油(各適量)・砂糖(20グラム程度)・生うどん(6玉)・市販のカレールウ(1箱)

作り方
1.里芋は皮をむき半分に切る。
2.にんじんは皮をむき、半月切りにする。しめじは石突きを取り、まいたけとともに一口大にする。
3.鍋にサラダ油を入れて肉を炒める。ある程度火が通ったら、しょう油と砂糖で軽くした味を付ける。
4.3の鍋に切った野菜を入れ、具が浸るくらいの水を入れて煮る。
5.煮ている途中、アクが出てくるのでこまめにすくい取る。
6.こんにゃくを手で一口大にちぎって鍋に入れる。油揚げも入れる。
7.だしの素を入れ、しょう油を加えて味を調える。
8.芋にはしがすっと刺さるようになったら、3センチくらいに斜め切りした長ネギを加えて一煮立ちさせてできあがり。
カレーうどん

芋煮の具をある程度食べたら(あまり汁は減らさないようにする)、うどんとカレールウを投入する。必要に応じて水としょう油を加える。

いいかげん芋煮の具を食べて満腹になっていても、カレーの風味が再び食欲を沸き立たせてうどんまでつい食べてしまう。それくらい美味しい! 芋煮は野菜も豊富でヘルシー。ぜひお試しあれ。
 新宿8:19 → 9:20武蔵五日市9:35(バス) → 10:06上養沢10:10(1ピッチ) → 10:50養沢鍾乳洞11:30(1ピッチ) →12:20日ノ出山(902m) 14:20(1ピッチ) → 15:30つるつる温泉17:10(バス) → 17:30武蔵五日市17:44 → 18:01拝島18:13 → 18:24立川18:35 → 19:11お茶の水 → 19:45学校


上のような行程で行くはずが、この日は部長が家に冷凍した肉を忘れて取りに行き、その後部室の鍵を忘れてまた取りに行くなどのハプニングがあったため、新宿発8:19のホリデー快速には乗れず、上養沢到着が1時間遅れとなった。この遅れをどこかで取り戻すか、あるいは温泉から帰りのバスを1本遅らせて2時間遅れで帰るかということで、もうほとんど2時間遅れの帰りを覚悟しての山行スタートとなった。
 

2005年度 10月山行 奥多摩日の出山(10月22日)
































































































































































































 

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