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滝沢園キャンプ場に到着して、テントの設営。ラグビー部の連中は当然初めての経験。夏合宿では慣れてもらわなければならないので、全員で取り組んで、テントの張り方を覚えてもらう。 |
どうにかテントの設営が終了。今回の我々のテントは4張り。この後は、早速食事の準備にかかる。
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今回の山行に参加していただいたIさん。手にしているのは最新のGPS。今回の山行のために地図データをインプットされてきた。古稀を越えられたが、山への情熱や新しいものへの好奇心はますます旺盛でいらっしゃる。 |
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夕食はカレー。夏合宿では必ず作るので、まずはその練習。ご飯もうまく炊けた。しかし、ラグビー部が加わったため、米の量は適当だったがカレーが足りなかった。カレーのパッケージに10人前と書いてあっても、食べ盛りの若者を対象にした時は、少なくてもその5割り増しに考えなければならない。 |
夕食時のバックミュージックはヒグラシの大合唱。この後、ミーティングを行い、7時就寝。明日は3時30分起床、5時出発だ。暑いさなか、太陽が昇りきらないうちに、山頂近くまで進みたい。 |
翌日、出発前は歩荷恒例の計量。1年生山岳部女子は10s、ラグビー部は20s、2年山岳部員男子は25sを基準とする。規定に足りなければ、水を入れたポリタンクで調整する。 |
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よく準備体操をして出発する。ケガのないように。 |
樹林帯を行く。ラグビー部5名が加わっているおかげで、歩荷隊としてパーティーがさまになっている。
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登山道は、所々このような木の階段が設置してあり、よく整備されている。山道を歩くよりも、「階段歩荷」をやっているかんじだ。 |
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登り道の途中、たまに現れる平坦な道がうれしい。樹林帯にいるため、まだ日差しはさほどでもない。単調な山歩きを、ラグビー部の5名はしりとりをしながら登っていく。聞いていると、あらゆるジャンルからいろいろな言葉が出てきて面白い。 |
途中、視界から富士山が顔をのぞかせた。残念ながら頂上付近には厚い雲がかかっていてとれそうにない。山岳部一行は、ここしばらくの山行では富士山の雄姿にお目にかかったことがないのだ。 |
春の山行でしばしば目にした「まむし草」のその後の姿。先端にトウモロコシのような実をつけ、やがてこれが真っ赤になっていく。 |
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たいした距離ではないが、ガレ場を登る。
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ガレ場の片隅にひっそりと咲いていたホタルブクロ。
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いい加減ヘトヘトになったきた頃にダメ押しで現れた急登の階段。しかし、だんだん登っていくと、白地に赤い文字が書かれた旗がたなびいているのが見えてくる。なんだかいつも町中で目にするような旗だが……。 |
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旗には「氷」と書いてあった。塔ノ岳頂上まであと1ピッチというところにある「花立山荘」で、かき氷を食べる。普通のかき氷だが、汗だくになってやって来て食べるととにかく美味い。ラグビー部員から「うめぇー!」と歓声が上がる。 |
塔ノ岳山頂に到着して昼食。サンドイッチを作って食べたのだが、これもラグビー部員の参加を計算に入れていないようなパンの量しか用意していなくて困った。部室にあったラーメン5食を機転を利かして持ってきた者がいて、とりあえず救われた。 |
山頂には鹿が7〜8頭いた。山頂は人が集まるところと知ってやってくるのだろう。途中、立て札が立っていて、「鹿に餌をやると、自分で餌を探せなくなるからやらないで。」と書かれていた。東京奥多摩では、鳥獣保護で増え続けた鹿による食害がひどくなり、いよいよ駆除を始めるという。 |
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山頂での記念撮影。山頂を示す立派な表示塔が立っている。 |
恒例の山頂校歌。大先輩Iさんは、何年ぶりに校歌を歌われたのだろうか。 |
下山してやっとたどりついた河原。他の登山者達も、めいめい顔を洗ったり、タオルを濡らして体を拭いたりしている。歩荷が終わって、とにかく放心状態。ラグビー部員も、どうやら合格だ。 |